Press Release


ASEAN自動車市場、2019年までに世界5位に成長

2013年9月30日
プレスリリース

フロスト&サリバンは、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域は世界の自動車メーカーに短中期にわたって大きな成長機会を提供し、2019年までに世界で5番目に大きな自動車市場となる見込みを発表した。


フロスト&サリバンが発表した新たな調査レポート「ASEAN自動車市場の戦略的分析と展望」(http://www.automotive.frost.com)によると、ASEAN*の自動車市場はインドネシアとタイにおける自動車市場の急速な拡大によって、2012年から2019年にかけて年間平均成長率(CAGR) 5.8%で拡大し、2019年に販売台数は471万台に到達することが予測される。  注) *ASEANの対象国は、インドネシア、タイ、マレーシアの3ヵ国を対象としています。

フロスト&サリバンのアジア太平洋地域における自動車・交通運輸部門のリサーチディレクター、ビジェイ・ラオは「ASEANにおけるモータリゼーション(車社会化)が依然として低水準にあるため、自動車市場の成長の可能性は大きい。一方で、西欧や北米市場は飽和状態となっている」と指摘する。


ASEANの自動車市場では、特に乗用車のシェアが伸びることが予測される。「ASEAN地域における主要なマーケットであるタイでは、消費者がよりコンパクトで環境に配慮したエコカーを好む傾向が強まっていることから、乗用車へのシフトが進んでいる」とラオは述べる。


インドネシアの自動車販売台数は2019年までに230万台に到達し、ASEAN地域最大の自動車市場に成長することが予測される。この背景には、持続的な経済成長や可処分所得の多い中間層の増加、自動車産業への投資の増加や、市場の成長を支える新規制の導入などが挙げられる。


また、タイの自動車業界は、経済状況の改善や可処分所得の増加、自動車メーカーの生産能力の拡大、新モデルの発売などによって、成長がさらに進むことが期待される。「マレーシアの自動車市場は、競争力のある価格で提供される外国車の普及や、市場の自由化による自動車価格の低下によって、成長が進むことが予測される」とラオは述べる。


ASEAN地域での自動車生産台数は、2012年から2019年にかけてCAGR8%で成長し、2019年までに705万台に到達することが見込まれる。


「タイにおける自動車の生産能力の著しい拡大や、輸入と国内需要の増加、高いスキルの労働者を抱える自動車部品産業により、タイはASEAN地域において主要な生産拠点としての地位を今後も継続するだろう」とラオは述べる。


「インドネシアにおける自動車製造の大半は、国内での需要拡大や、外資流入によってもたらされる販売拡大に対応することになる。欧州や中国のOEM(相手先ブランドによる生産)は、マレーシアを自動車の製造および組み立て拠点の候補地として見ている」とラオは述べる。

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本件に関するお問い合わせ先:
フロスト&サリバン インターナショナル 広報担当 辻
電話:03-4550-2210 / FAX: 03-4550-2205
Email: anna.tsuji@frost.com

 ※「フロスト&サリバン インターナショナル」は、2014年に「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」に社名変更しました

「ASEAN自動車市場の戦略的分析と展望」は、フロスト&サリバンの自動車・交通運輸部門のグロース・パートナーシップ・サービスの一部です。この調査報告に関連したフロスト&サリバンの調査レポートには、「オーストラリアの自動車アフターマーケット:2020ビジョン」、「ミャンマーの自動車産業のCEO360°視点」、「ASEAN諸国のナビゲーションシステム市場:戦略的な成長機会」、「先進運転支援システム(ADAS)の日本国内市場の分析」があります。全ての調査レポートは、成長機会に関する詳細や市場参入者とのインタビューに基づく産業動向を提供しています。