Press Release


安価な先進運転支援システム(ADAS)ソリューション開発で、日本でのADAS導入が促進
-日本国内市場は2018年に2,100億円規模に成長-

プレスリリース
2013年7月25日

自動車の先進運転支援システム(ADAS: Advanced Driver Assist System)の日本国内市場は非常に競争が激しい分野であり、自動車メーカーはブランドを確立できる独自の機能を提供することが必要とされている。実際に、ADASソリューションはOEMメーカーと購買者の双方にとって、製品としての差別化を図る重要な要素であり、これが日本国内市場拡大を促進している。


フロスト&サリバンが新たに発表した調査報告「先進運転支援システム(ADAS)の日本国内市場の分析」(http://www.automotive.frost.com)によると、日本におけるADAS市場は2012年の2億940万ドル(約288億円)規模から、2018年には21億9510万ドル(約2189億円)規模に到達することが予測される。この調査報告では、適応走行制御システム、車線逸脱警報システム、車線逸脱防止支援、車線維持支援システム、前方衝突警報システム、緊急ブレーキ支援、死角検知、ナイトビジョンシステム、自動駐車支援システムなどの各ADAS機能の動向について説明している。


安価なADASシステムの開発によって、小型車や軽自動車でのADAS装備が進み、これによって日本国内市場の成長が促進されつつある。


フロスト&サリバンの自動車・交通運輸部門コンサルタント、森本尚は「日本のOEMメーカーによるADAS搭載の利点や優位性を謳ったプロモーションは、消費者の認識を向上させ、販売拡大につながっています。車両の安全性や快適性におけるニーズに加えて、税制優遇や保険におけるインセンティブが、消費者のADAS機能が搭載された車両の購入を促し、さらなる市場全体の売上拡大に貢献する可能性があります」と述べている。


その一方で、ナイトビジョンシステムのような高コストの技術は、潜在顧客の購買意欲を抑制するものとなっている。ADASの複雑な動作機能は、より優れた機能のために車両システムとのシームレスな統合を必要とするため、これが全体のコストを上げ、購買を抑制する一因となっている。


ADAS市場の拡大に向けて、OEM各社はカメラや画像処理、アルゴリズムの専門業者などの多種のサプライヤーと連携し、より簡素化した低コストのシステム開発が求められる。


「OEMメーカーはまた、自社のADAS製品を様々なセグメントに対応出来るように適合することが必要です。より簡素化した、安価なADASソリューションを小型車や軽自動車、MPVなどのセグメント向けに開発し、その一方でアッパーミドル車、大型車やSUVといった高級車モデルのセグメント向けに、より統合されたハイエンドのADAS製品を開発することで、販売の拡大につなげることが可能になります」と森本尚は述べている。


統合されたADASソリューションを提供することで、ADASサプライヤーは日本国内での消費者基盤を拡大することがさらに可能となると思われる。

 

「先進運転支援システム(ADAS)の日本国内市場の分析」は、フロスト&サリバンの自動車・交通部門のグロース・パートナーシップ・サービスの一部です。この調査報告に関連したフロスト&サリバンの調査サービスは、「ASEAN諸国のナビゲーションシステム市場:戦略的な成長機会」、「ASEAN経済共同体(AEC)設立による戦略的成長機会と、ASEAN諸国政府の新たな自動車産業政策」、「ASEAN市場における代替燃料・代替パワートレイン車の戦略的成長機会」があります。すべての調査サービスは、成長機会に関する詳細や市場参入者とのインタビューに基づく産業動向を提供しています。

 

本件に関するお問い合わせ先:
フロスト&サリバン インターナショナル 広報担当 辻
電話:03-4550-2210 / FAX: 03-4550-2205
Email: anna.tsuji@frost.com

※「フロスト&サリバン インターナショナル」は、2014年に「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」に社名変更しました